2018年 | 2019年 | 2020年 |
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568本 | 672本 | 676本 |
2021年 | ||
775本 |
親知らずの抜歯は大学病院に紹介する歯科医院も少なくないかと思いますが、当院では、通算抜歯本数3500本以上の院長が責任を持って処置を行います。
なお、上記の抜歯実績には難易度の高い横向きに生えた親知らずの抜歯も含まれておりますので、現在、親知らずの抜歯を検討されている方やお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
でも…
抜歯で麻痺がでるかもしれないと聞いたけど大丈夫でしょうか?
はい。
確かに親知らずを抜くという事は手術が伴いますので、
非常に少ない確率(3%以下)ですがリスクもあるのは事実です。
下の顎には、下顎管(かがくかん)という1本の管が存在しています。
この管の中には、下歯槽神経(かしそうしんけい)という、下唇や顎の先端部分であるオトガイの知覚を司る大切な神経が走行しています。
下顎の親知らずはこれに近接していることが多く、抜歯の際、傷つけてしまうリスクがあります。下歯槽神経を損傷すると、下唇やオトガイの神経が麻痺することがあるため注意が必要です。
呼吸の際に空気が流れる道を「鼻腔(びくう)」といいます。
鼻腔の周囲には4つの空洞が存在しており、これらをまとめて「副鼻腔(ふくびくう)」と呼びます。
上顎の親知らずのすぐ上には「上顎洞(じょうがくどう)」という副鼻腔が存在しており、歯の根っこが上顎洞に突き出ていたり、根尖と上顎洞を隔てる骨が非常に薄い場合に、抜歯処置を施したりすると、副鼻腔と口がつながってしまい細菌や真菌などに感染し、副鼻腔炎の一種である「上顎洞炎」を引き起こしてしまうこともあります。
万が一このような症状が出た場合でも、適切に処置を行うことで空洞は塞がります。
レントゲン撮影と歯科用CTを用いた
精密検査
CTであれば、三次元的な画像が得られることから、親知らずと上顎洞、あるいは下顎管との位置関係も正確に把握できます。
時間をかけた
審査診断
口腔外科出身の経験豊富な歯科医師が、精密検査をもとに診断し安全に抜歯を行うイメージを持ち処置に入ります。
処置中の痛みを抑えるための
段階麻酔法
親知らずの抜歯では、局所麻酔を行います。
専門的には「浸潤麻酔(しんじゅんますい)」と呼ばれるもので、歯茎に注射針を刺して薬液を注入します。
この時に生じる痛みが苦手、という方も多いことかと思いますので、事前に表面麻酔(ひょうめんますい)を施すことで、刺入時の痛みも軽減いたします。
さらに、下の顎で薬剤の効果が表れにくい場合は、より強力な伝達麻酔(でんたつますい)を実施することもあります。
そうすることで、歯を抜く時の痛みもゼロに近づけることができます。
痛みを抑えるための
段階麻酔法
親知らずの抜歯に伴う痛みは、歯を抜くためにかかった時間に比例して強くなります。
つまり、できるだけ早く抜くことができれば、術中および術後の痛みを軽減することができるのです。
当院では、口腔外科で研磨を積んだ歯科医師が執刀にあたりますので、短い時間で処置することが可能です。
腫れを少なくするための
低侵襲処置
親知らずは歯茎と顎の骨によって囲まれており、抜歯をする際にはそれらを切ったり、削ったりしなければなりません。
そうした身体への侵襲を極力少なくすることでも、術後の痛みや腫れを抑えることにつながります。
術後の痛みを抑えるための
豊富な投薬処方
麻酔が切れた後には、抜歯による痛みが生じることもあります。
その際、適切な薬剤を投与、あるいは服薬していただくことで、痛みや深い症状を改善することができます。
当院では、術後の痛みへの様々なバリエーションの投薬をご用意しております。
術中・術後の腫れや痛みに対しても、
万全な対策を
取って処置にあたりますので
どうぞご安心ください。
親知らずの抜歯をご希望される方は、お電話もしくはWEB診療予約からご予約を行ってください。
当日の抜歯をご希望の方は、必ずお電話でご予約をお願い致します。
※症状によっては当日抜歯が難しい場合もございますので、ご了承ください。
初診の方は問診票を記入して頂きます。
まずは症状をお伺いさせて頂き、レントゲン撮影と症状に応じてCT撮影も行います。
レントゲン画像とCT画像を確認しながら、抜歯の進め方や処置時間などをご説明し、患者様から同意を頂いたらいよいよ処置に入ります。
表面麻酔を行い局所麻酔の痛みを感じないように段階的に麻酔を行っていきます。
下の親知らずの場合は浸潤麻酔と伝達麻酔、上の親知らずの場合は浸潤麻酔という方法で麻酔を行います。
麻酔が効いてきたら抜歯処置に移行します。
安全面を考慮しながら慎重に進めていきます。
最後に縫合をして処置は終了になります。
7-10日程で粘膜はくっつきますので、縫い合わせた糸を取っていきます。
最後に、ケア方法などをご説明して親知らずの抜歯は完了となります。
親知らずはいつ頃生えますか?
親知らずが生える時期は、10代の後半から20代の前半にかけてです。
「第三大臼歯」という名前からもわかる通り、永久歯の中で最後に生えてくる奥歯です。
親知らずは必ず抜かなければいけないですか?
基本的に、真っすぐ正常に生えている親知らずは抜く必要がありません。
その他の歯と同じように、しっかりとケアをして、いつまでも大切に使ってあげましょう。
親知らずが重度の虫歯や歯周病になっていたり、手前の歯に悪影響を及ぼしていたりする場合は、抜かなければならないことが多くなります。
親知らずの抜歯は痛いですか?
知らずの抜歯に伴う痛みは、人によって大きく変わります。
痛みに敏感であったり、親知らずが抜歯しにくい状態で生えていたりすると、痛みは強くなります。
ただし、処置の際には麻酔を施しますし、術後の痛みや腫れが起こりにくい方法で抜歯をすることも可能です。
経歴 | 平成8年3月 京都教育大学附属高校 卒業 平成10年4月 長崎大学歯学部 入学 平成16年3月 長崎大学歯学部 卒業 平成16年4月 大阪大学歯学部 第2口腔外科 大学院 入学 平成20年3月 大阪大学歯学部 第2口腔外科 大学院 卒業 平成20年4月 大阪大学歯学部附属病院 勤務 平成22年4月~ 天理よろづ相談所病院 歯科口腔外科 勤務 (麻酔科研修にて全身麻酔、全身管理について学ぶ。) |
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資格・ 所属学会 |
歯学博士 歯科医師臨床研修指導医歯科医 日本口腔外科学会 日本口腔科学会 日本有病者歯科医療学会 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 AHA ACLSプロバイダー |